L.A.コンフィデンシャル6

TEXTにL.A.の続きをＵＰしました。これで完結です。
少し長くなりましたが、お付き合いくださった方、どうもありがとうございました。
松田さんへありったけの愛情を込めたつもりです。いやほんとです。

原作12巻「月くんが好きだったろう？」の後の松田さんの表情が好きです。月への、そしてキラへの複雑な感情。正義と悪の狭間で揺れ動く松田さんの態度は優柔不断でいい加減かもしれませんが、人としてごく自然だと思ったし、そんな松田さんが私は好きです。（まあちょっと脳天気すぎてアレなところもありましたが特に第二部…あれは照れ隠しってことで）
そしてL.A.の捜査本部での数日間！相沢さんたちがニアを追っかけていた間、松田と月ってばホテルにふたりっきりだったんですよ！ふたりっきり！！これはやっとくべきでしょう？！ねぇ！（…松田のばか…。いや、馬鹿なのは私…）
松田と月の関係はプラトニックでも全然問題なかったんですが、このふたりっきりの数日間があったために、つい魔が差しました。ＹＢ倉庫で月が松田にあそこまで激昂したのも、きっと松田との間に何かがあったに違いないんですよ。松田の絶対服従を過信するような何かがね…！！

月を最後に殺したのはリュークだったけど、松田さんも月をバカスカ撃ってたじゃないですか。あれは結構、松田さん的にはダメージ大きかったんじゃないかと思います。最後に彼が考えた「ニア陰謀説」は、松田さんがそういう自分の見たくない部分から目を逸らすために考え出したことかもしれません。
松田さんは弱い。弱いけれど雑草のように強かで、でもやっぱり弱い。松田さんは私自身です。

あ。「L.A.コンフィデンシャル」というタイトルは映画からとりました。観たことないんですけど、是非観たい映画です。コンフィデンシャルの意味は「極秘、機密、秘密、極秘文書」。ロサンゼルスの秘密の夜です。