BLまんが読んだ

amazonで大絶賛のBLまんがを読んだよ〜麗子先生！
結論から言うと、とても面白かった！
泥沼でセックス＆バイオレンス、私の数ある好きなパターンの一つだよ…！
心理描写が凄いっていう評判で、うん、心理描写っていうか、ものすごく男同士の恋愛の葛藤について、それぞれの気持ちを赤裸々にもにょもにょ語り合ってて、大変興味深かったです。これくらい、本人たちに自分の気持ちを縷々語らせてもいいんだと、妙なところに感心してしまいました。
お話自体もとてもシビアで、正直で、人間ってそうよねーこれくらいこ狡いもんだよねーと思いました。オチはやっぱり愛と夢に溢れたBLだったけど、うん、いいね、そういう選択肢も。と、主人公の決断を応援してやりたくなりました。

私は、漫画や小説を読むときは大抵、こいつ何考えてるんだろう…ということにものごっそい興味を引かれるので、お話を作るときは情景ではなくて、心の中を想像するのが好きです。
それで、登場人物の思考をトレースすると、小説としては説明ばかりになり、漫画としてはモノローグばっかりになるんだよね（笑）
会話としては成立しない訳だから…
語り合う訳じゃないから…
と思ってたんですが、実は語らせたらよかったのかもなあ。
月とLにも、松田とLにも。
でも、「キラキラ☆新世界」で竜崎に月について思ってる事を語らせたのが、もんの凄く恥ずかしかったんだよね…
「青春☆スピカ」で山元に月について思ってる事を語らせた場面も、推敲しながらごろごろ転げ回った…はっ恥ずかしい…っ！！
たぶん、自分目線がビシバシ出るから恥ずかしいんだと思います。
月が独白してるときは、全然恥ずかしくない…
月の考えてることだしなこれ、って思うからだろうな。

そんなわけで、やっぱり山月で泥沼のセックス＆バイオレンスもいいなあと思ったのでした。
セックス＆バイオレンスで松月っていうのがかねてからの主張でしたが、あっちは殺伐とした泥沼なんですよ。月がイカレかけてるし。山月の泥沼には愛が混じってるんですよ。