黄金の月

バカンチャにipodをもっていってしつこいくらい繰り返しきいていたのが、ミシェルの「世界の終わり」とシカオさんの「黄金の月」でした。
どっちも私的月とＬのテーマソングです。

「黄金の月」は昔流行ってたときにすごく好きだった曲で、おぼろげな記憶をたぐって今回再度聞いてみたら、あまりも月ソングだったので椅子からひっくりかえって驚きました。タイトルからして「月」だし！（笑）

　ふだんあまり歌を聴かない人なんですが、二次創作的にイメージソングとか聴くのは大好きです。歌詞は小説や映画より言葉の意味が曖昧な分だけ自分の好きなように解釈出来るから妄想が広がります…



…
僕の未来に光などなくても
僕らが二度と純粋を手に入れられなくても

純粋、イノセント。
白月を一言で表現するならまさにこれに尽きると思う。
高校生月と白月は冷静に眺めると完全に別人で、「退屈していない月」＝「白月」という解釈はいささか強引に過ぎると思うが、でもそうとでも解釈しないと辻褄のあわせようがないんだから仕様がない（苦笑）

白月は、自分がキラだという可能性を否認している。
冷静に考えれば辻褄のあわないおかしなことだらけなのに、それを無理矢理考えないようにしている。でも実は白月は、心の底では自分がキラだということを知っていたような気がする（でなきゃ間抜けすぎるぜ月…）。
そして総一郎も心の底では月＝キラ、ということを知っていたように思う。（総一郎は竜崎＝Ｌを信用していた、だから月を疑っていた、目の取引をしてまで月の寿命を見ようとした、最後に総一郎は月の寿命が見えないことに安堵していたけれど、それでもメロを殺せと命じる月の姿は総一郎の目にはキラに等しく映ったのではないかと思う）
否認。
見たくないものを人は見ないでいることが出来る。
白月の潔癖さは、総一郎ゆずり。それは高校生月の潔癖さに根底で通じるものがあると思う。世界の醜さやずるさを認められない純粋さ。


イノセント
１　純潔な、純真な、あどけない、無邪気な、無垢な、いたいけな、無害な、邪心のない、仏様のような、汚れを知らない
２　潔白な、無罪の、無実の、罪のない、シロの、無辜の
（英辞朗）