萌えは世界を救う。

表題は「えろはないよりあった方がいい」と並べて心に飾っている私の格言です。

何の話かと言うと、先日日記に書いてた月の話です。
今だから言えるけど、デスノートを最初に読み終わったとき私はどうしてもLが負けたことが納得できなくて、夜神月なんて少し頭がいいだけの凡庸な大学生、何故世界のLを欺くことが出来たのか、あいつは死神とデスノートがなけりゃLの足下にも及ばない癖に！！！とかなり本気で月に対して腹を立てておりました。
有り体に言えば大嫌いでした。
でも、二次創作を読んだり自分で書いたりしてるうちに、ああ…こいつはほんとに竜崎のことが好きだったんだな、孤独だったんだな、その孤独を癒してくれるのは竜崎しかいなかったのに、それがわかってたのに、夢中になってつい殺しちゃったんだな、馬鹿な奴だなーー……
といつしか思うようになっていました。
月に言わせりゃ、竜崎は酷い奴です。竜崎が死んで一番苦しむのは誰かってのがわかってんのにひとりで勝手に死んじゃった訳ですからね。いや殺したのは勿論月なんですけど。
でもそういう身勝手なことを思う月が私は好きです。

話がそれまくってるのですが（笑）、そうやって月の話を読んだり、自分で考えているうちに、なんとなく月のことが好きになっている自分にある日突然気がついて動揺しました。月だけじゃなくて、松田さんもそうです。お調子者で流されやすいモブだった松田さんにいつのまにかピンでも萌えるようになっていた…。これはすごいことだと思うのです。憎しみを愛情に変える力、それが萌えです。
誰かの萌えが私を動かし、憎しみを愛に変え、新しい世界に目を開かせてくれるわけです。今まで考えもしなかった萌えが、誰かの愛を通してその世界を見たときに、新しく私の中に湧いてくるのです。
世界を変えるのは愛です。すなわち萌えです。憎しみではないのです。
それこそが萌えの力、二次創作の素晴らしさ！
敢えて言おう、萌えは世界を救うと！

という訳で、新たなる萌えを求めて（ほんとか）ochawanの琴絵さんとリレー小説でリュ×ニア小説を醸してみました。
書いてるうちにジェバンニに萌えてきました。
琴絵さんにも早速指摘されたのですが、ジェバンニは育ちよし能力よし器量よしの超ハイスペック男でありながら鬱屈した嫉妬キャラなんですよ…！
も、萌える…！！！